Rosangela Music Center(ロサンジェラ・ミュージック・センター)はザンビアのマザブカという町にある、小さな音楽とアートの教室です。
2005年から2007年まで青年海外協力隊として活動をする中で、私は趣味のダンスを続けていました。その時に、出会った孤児の男の子がザンビアの子どもたちのために立ち上げたプロジェクトです。
イタリアの支援団体による協力もあり、マザブカの中でも特に貧しい子どものための小さな学校ができつつあります。そこで1週間に3回の子どもたちへの音楽、アートの活動が行われています。
私のザンビアでの調査の一部は、この教室の子どもたちの協力を受けて行われています。
もらうばかりではなく、与えることも行いたいと思い、この場の支援を行うことにしました。
この学校では、建物も不足してはいますが、1つの教室は確保され、椅子や机もあります。
足りていないのは、活動や授業を行うにあたっての楽器や紙といった材料です。
しかしながら、今までザンビアに関わる中で、先進国の人たちが善意で寄付や何かをプレゼントしても、それが長続きしないために、長期的に見ると失敗したり、それから、何かを頼めばもらえるといった対等の関係ではなくなってしまうような悲しいこともたくさん見てきました。
そこで私はまずホームページやFacebookを立ち上げ、この学校での活動や子どもたちの様子を周知していくことで、お手伝いをしようと考えました。
設立者のブライアンは、自身が孤児だったせいもあり、幼年期にかなりの苦労を強いられてきました。ストリートチルドレンの経験もあり、ドラッグやシンナーなどの経験もあったそうです。それらのトラウマや母親からの愛情不足もあり、精神的にも厳しい時代がありました。しかし、周囲の支援を得てイタリアに留学し、ザンビアに帰国したのち、このセンターを立ち上げています。
彼の夢は、子どもたちに音楽やアートを通した教育によって子どもたちを非行から遠ざけること、そして世界中の人々にこの学校のことを知ってほしい、ボランティアに来て、ザンビアのことを知ってほしいということです。そのために、学校のとなりにボランティアの簡易宿泊所を建てて、ボランティアの受け入れ態勢を整えていきたいとのことでした。
私からこのホームページをご覧になってくださっている皆さんへのお願いは、もし今、何かアフリカのためにしたいことがある!あるいは、海外での異文化経験をしたいと思っている人がいれば、ぜひ、この学校に遊びに行ってほしいということです。
現時点では、ボランティア宿泊所はありませんが、町には日本人のボランティア(青年海外協力隊)も数名いますし、宿泊場所もあります。何より、音楽やダンスが身近に感じられ、子どもとも触れ合うことができるこの環境はとても素晴らしいものがあります。町は小さいですが、大きなスーパーも2つあり、とても過ごしやすい素敵な町です。
私に連絡をくだされば、色々と相談に乗ることもできますから、是非考えてみてください。
nagisa.nakawa(@)gmail.comまでご連絡をお待ちしております。